平和

今度、秋の高校演劇大会に参加する予定なの。
今回は「戦争」についてやろうしているところ。
最近やっとで台本が完成した。完成とはいえないけどね。
そしたら顧問に、薄っぺらいね。って言われたよ。
まぁ、確かに薄っぺらかったさ。
そして、もっと戦争の映画とか観なさいって言われて、
早速ビデオを借りてきました。
火垂るの墓
オープニングで泣きそうになった。
すぐにその世界に入ってしまったみたい。
そして、観たよ。
結局泣いてしまった。
映画でこんなに泣いたほどないくらい泣いたよ。
お兄ちゃんが妹を一生懸命楽しませようと、
辛くさせないように、おなかいっぱい食べれるように、と頑張る。
あんま言わんけど。
そこで気づいたよ、これは戦争映画だけど、ただの戦争映画じゃない。
戦争で人は死ぬけど、それだけじゃない。
しっかり食べることも出来なくて死んだ人もたくさんいるんだ。
それでも一生懸命生きようとする人がいるんだ。
幸せそうに。
戦争で人は死ぬ。
爆弾じゃなくても人は死ぬ。
戦争の世の中で人は死ぬ。
映画のラストで、兄と妹が丘の上から現代の町を眺めている。
戦争がない町を。
私は劇で戦争を取り扱うけど、
「戦争はダメだ」とは言わない。
「どれほど自分が平和で幸せな世界に生きているのか」
と、言うのを感じて欲しい。
私が立つ舞台がうまくいくとは限らない。
でも、今日で、私の世界が変わった。