箱の中の幸せ

今日は、比較的いい日。授業も楽。
 今日は、普通の授業は英語のみであとは、体育とか選択科目とかそんな系。
美術もあるはずだったけど、担任の先生が休みをとっていた。
ほかの先生に何故休んでるか聞いてみると、
「先生はね、3日前ぐらいに何を持とうとしたのかわからないけど
 疲れがたまってたんでしょうね。ぎっくり腰って」
うわぁ・・・ぎっくり腰。名前は聞いたことあったけど、
知っている人が仕事休んでまで痛いと聞くと、ビビるね。気をつけよう。
 今日は、2月14日。
世間じゃ「バレンタインデー」といって盛り上がるそうな。
友達が聞いてくる。
「どうする?14日だぜ?」「もう貰った?」「どうだった?」「お前はないだろうな」
とかいろいろ聞いてくる。
「わかんないよ」「まだ貰ってないよ」と、答える。
実際、姫がくれるのかはわからなかった。
期待していいのかしないほうがいいのかよくわからなかったしね。
期待して貰えなかったら、ショック2倍の悲しみブルーじゃん?
だから、今日は、放課後会えたら会おうかなぁ・・・とか思ってた。
 6時間目の選択Bが終わり、教室に戻る。
早めに終わったのか、まだ生徒は少ない。
・・・・アレ?・・・机の上に何か袋がある・・・
これはもしや!!
あ〜〜、今すぐここで開けて中を見てみたい・・・
・・・って先生目の前にいるし。やばい。鞄に入れとかんと。
もうね、しばらく挙動不審。
下校するけど、その日ほど信号が長く感じられた日はなかったよ。
早く開けたい一心で家に着く。
幸い、家に誰もいなかった。
部屋に入り、誰もいないのに鍵をかけて、深呼吸して箱を開ける。
そこで実感。
私はチョコを貰ったんだ〜〜〜。
うぉ!手作りじゃん。かわい〜〜〜〜。
1つとって食べる・・・
・・・・
・・・・・・これが手作りか!!
おいしいではないか。上手だ。才能あるぞ。目には涙。
こんなに感動している私はバカなのかぁ?
・・・そんなことはどうでもいい、感動したんだ。
大事なのは、「何を作ったか」じゃなくて、「誰が作ったか」だしね。
 その後は、塾へ行って、いつも通りに過ごす。
塾が終わり、家でダバダバする。
・・・そういえば。
世間には「ホワイトデー」なるものがあるらしい。
・・・これはあげるべきなのか?
いや、あげるべきか考えること事態間違えているんだ。
何をあげようかな・・・・
・・・・・感動には、直接お礼を言いたいものだよね・・・おやすみ